高崎市営八幡霊園の63区にて、おしゃれな洋型墓石が完成しました。

2018年 2月 9日 金曜日


こんにちは

私、群馬県や近県でお仕事をさせていただいております、天翔堂の岡﨑と申します。

宜しくお願い致します。


 

今回、八幡霊園の63区(2018年時点で一番新しい墓地)で洋型墓石が完成しましたのでご紹介させていただきます。

お客様は、知人の紹介で工事のご依頼をいただきました。

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まずは基礎工事です。

最初の作業は基礎の穴掘りです。

すでに何度もご紹介させていただいていますが、八幡霊園の地盤はとても硬いです。

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右側にはすでにお墓が出来ていますので、左側のみ型枠を入れます。

あとは、縁切りとして入れるだけなので、後でカッターでも切れる素材のものを使用します。

鉄筋は2段で入れました。

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生コンクリート打設は、一輪車で入れていきます。

生コンクリートのハネが飛ばないように、ブルーシートをしいておきます。

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今回は、作業中走りました。

特に急ぐ理由はなかったのですが、今回は走って作業してみました。

二人で走って運ぶと、30分くらいで生コンクリートが入れ終わりました。

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生コンクリートが早々に入れ終わりましたが、そこから時間がかかります。

このように平に滑らかに、綺麗に仕上げるまでにはいくつか作業があります。

まずは、バイブで生コンクリート内の気泡を抜きます。

その後、コテで平にしながら表面の砕石を下に沈める作業などをして、水が引くのを待ちます。

生コンクリートが乾くのに冬ですと、数時間かかります。

朝一番で打設しても、コテで作業できるのは午後になってからです。

今回は、写真のように仕上げるまでに8時30分から始めて、3時過ぎまでかかりました。

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後日、型枠を取り外しに来ましたが、雪が降ってきました。

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雪は15㎝くらい積りました、現場に来て雪が凍らないうちに雪かきをしました。

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雪もほとんど解けてようやく作業に入れます。

今回の設計で一番難しい部分は、扉を取り付ける事です。

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扉を取り付ける為の部材を、施工していきます。

水平を見ながら丁寧に、接着剤も使用します。

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他の部材を取り付けると、目地がやりづらい部分がありますので、そういう箇所は先に目地をしていきます。

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作業には、移動式カニクレーンを使います。

重たいものはこの機械を使って、施工していきます。

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敷石が中央に取り付けられました。

左右は扉付き物入れになります。

左右の水平を見ています。

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扉を取り付けました。

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扉の金具の穴の位置を合わせるのが難しく、大変でした。

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他の石屋さんが扉を付けない理由がここにあります。

作業時間がかかりますし、目地をする部分も多い為です。

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扉の取り付けが終わりましたら、囲い石を取り付けます。

石と石の間には、接着剤を使用します。

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納骨室ですが、石屋さんではカロートと呼んでいます。

お骨が入る部屋です。

納骨室は2段になっていて、今見えている部分は2段目です。

①は納骨棚で固定されています。

②は取り外しできます。

八幡霊園は硬い地盤ですが、その分、水引きが悪くいつまでたっても水が溜っています。

そのため、弊社では1段目部分は水が溜る前提で、2段目を主に納骨するようにしました。

通常は、①の納骨棚しかないのですが、②をつけて2段目全面に骨瓶が置けるようにしました。

また、赤マル部分は、納骨室が地震でも動かないようなホゾ加工をしています。

接合部には接着剤も入っていますので、かなり強固なつくりになっています。

緑マル部分もホゾ加工になっています。

黄色マル部分は、ステンレスの耐震金具ですが10個取り付けてあります。

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2段目の囲い石、【石屋用語では羽目(はめ)と呼びます】を2種類の石材用接着剤を使用して取り付けていきます。

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次はお石塔の一番下の台を取り付けていきます。

同様に接着剤を使用します。

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次は2番目の台を取り付けていきます。

同様に接着剤を使用します。

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次は洋型のお石塔を取り付けます。

お石塔と台の間には、石のダボが入ります。

耐震施工ですが、こちらは弊社オリジナルの耐震施工になっております。

石の大きさは10センチ角くらいなので、ステンレス耐震棒と比べると接地面、接着面が多いのでさらに強固な施工になると考えています。

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洋型石塔の取り付けも、難所です。

うまくダボ穴に入るように、穴の位置をよく見ながら取り付けます。

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墓誌台にも接着剤を使用します。

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塔婆立ての台には水抜きが空けてあります。

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塔婆立て本体です。

塔婆立ても、毎回少しづつデザインに工夫をしています。

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完成です。

お石塔は曲面加工がしてあり、花柄と英語がよく合っています。

物置棚の一部をお石塔と同じピンクの石にした事で、めりはりのあるデザインになりました。

扉は難しかったのですが、無事に収まり開閉もらくにできます。

敷石の模様は洋風にも合い、落ち着いた雰囲気を出してくれました。

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その後、少し暖かくなった日に納骨式があり、納骨作業をさせていただきました。

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いいお天気になり、子供の年も比較的近いという事もあり話もはずみ、春を感じさせる気持ちの良い納骨式になりました。

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お施主様から、今回のお墓を建てた事について感想をいただきました。


 

今回、ご依頼をいただきまして本当にありがとうございました。

お施主様には(カッコイイね!)と言っていただき。

私も毎日、お墓まいりに行きたくなるようなオシャレなお墓ができたのではないかなと思っています。


 

八幡霊園をご覧になりたい方は こちらです。


 

ご覧いただきありがとうございました。

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株式会社 天翔堂(てんしょうどう) 店長 岡﨑 輝行

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