八幡霊園60区(8種)にて、新規墓石工事です。
2017年10月6日 金曜日
こんにちは。
群馬県一円で、お墓の仕事をさせていただいています、高崎市の石材店 天翔堂の岡﨑です。
今日は、八幡霊園新区画の8種にて、お墓の基礎工事(生コンクリート打設)です。
今回、鉄筋は2段20センチ間隔で取り付けました。
端は折り曲げる事で、強度を増しています。
新区画の地盤は、とても固くて強度がありますので、鉄筋はここまで必要ないとは思いますが、お客様には安心を提供するという意味で念入りに鉄筋を入れています。
生コンクリートを入れたときに、型枠が開かないように補強の木を入れました。
生コンクリート車が到着しました。
汚れが、アスファルトの通路につかないようにブルーシートを敷きました。
作業開始です。
一輪車に生コンクリートを入れて運びます。
多く入れすぎると、運びづらいのでその加減が難しいです。
生コンクリートの量は約1.7立米です。
今回、一輪車で27杯くらいでしょうか。
ある程度、生コンクリートを入れましたら、平にしていきます。
コンクリートバイブは、生コンクリートの気泡を抜く機械です。
気泡を抜くと強度が増します。
大きな面積を平にする場合は、この道具を使います。
野球場などグランドをならす、道具に似てます。
今度は、型枠があたる部分を綺麗に仕上げる道具です。
型枠の表面には気泡がついていて、それを取ってあげると綺麗に仕上がります。
納骨室の中は見えますので、念入りに作業をします。
何度も何度も上下に動かします。
今度は、表面の砕石や砂を沈めます。
最後の仕上げをしやすくする作業です。
コテでならした後、水が浮いてきました。
このまま、1~2時間水が引くのを待ちます。
それから、最後の仕上げなのですが、この待ち時間中も何度も確認するので、ゆっくりできません。
生コンクリート打設作業は、時間との勝負です。
全ては、段取り次第です。
ですから、時間をかけて基礎作りをしています。
作業中の動画です。
霊園の全体も見れます、参考まで。
基礎の仕上がりは、このようになります。
平にきれいに仕上がっています。
八幡霊園の2016年に分譲された新区画ですが、こちらの区画は水はけが悪く、連日の雨で納骨室になる部分に水が溜っています。
また、晴れる日が続きますと、水ははけます。
八幡霊園以外でも、近くに川のあるお墓では、このように水が溜りますので、そう神経質になさらなくても良いと思います。
石材の搬入です。
小型運搬車ですが、大きな石材も運べます。
搬入する時は、通路を傷めないようにマットを敷きます。
コンクリートの通路では、ゴムクローラーの跡が付いてしまうので、特に気を使いますが、アスファルトではそれほど跡は付かないようです。
ただ、生コンクリート作業では、アスファルトの隙間に生コンクリートのが入ると取れなくなりますので、注意が必要です。
お墓の囲い石を外柵(がいさく)と言いますが、その外柵の下場です。
こちらは、基礎との接着が強固なものにする為、このようにわざと削ってあります。
カロート(納骨室)周りの耐震施工です。
L字ステンレスの金具が15個とりつけてあります。
カロートの中には全面に棚石が取り付けてあります。
お骨の数は、棚石の上で8個~10個ほど入ります。
下の段にも入りますが、さきほどのように水がかなり溜まりますので、下の段は使わない事を前提として設計しました。
ただ、棚石の一部は取れるようになっていますので、骨瓶も入りますし、お骨だけ下に撒く事も可能です。
貼り石をする前に、砕石を搬入します。
この砕石の部分を空洞にしている設計もあるのですが、弊社では採用していません。
やはり、実績がある昔からの施工方法が安心です。
貼り石が終わり、お石塔の一番下の台を設置します。
2種類の石材用接着剤を使用します。
お石塔の下場には、ホゾ加工をしています。
つなぎ目に、四角い石を入れて地震対策をしています。
弊社には、字彫り専用機械があります。
今回も、字彫りを手作業でさせて頂きました。
字彫りは芸術と感じている私は、強弱をつけて深い所と浅い所を彫り分けます。
完成です。
ご覧いただきありがとうございました。
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株式会社 天翔堂(てんしょうどう) 店長 岡﨑 輝行
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