群馬県吾妻郡嬬恋村にて、可愛いお地蔵さんのある、ピンクの洋型墓石が完成しました。

㈱天翔堂の岡崎です。

群馬県吾妻郡嬬恋村にて、可愛いお地蔵さんのある、ピンクの洋型墓石が完成しましたのでご紹介いたします。

まずは、完成写真からどうぞ。

お父様が亡くなられて、娘さんお二人とお母さまがご来店いただき、お墓の工事のご依頼をいただきました。

それでは、基礎工事→石材工事の順でご紹介していきます。

こちらは、造成されていな墓地になります。

明確にここからここまでと決められてはいなかったので、まずは墓地の寸法確認からでした。

写真ではわかりずらいですが、山裾なので勾配が強めです。

墓地の一番高い所と、一番低い所で高低差が50㎝以上あったと思います。

ここは、冬は雪が降ってとても寒い場所なので、基礎のコンクリートの厚みは大きくします。

そのため、バックフォーで深めに掘りました。

次は、砕石を入れて転圧です。

次は、型枠作成をしてから、取り付けです。

型枠も、普段の2倍の高さがあります。

鉄筋を3段で取り付けましたら、生コンクリートを打設していきます。

平らに仕上げて、打設完了です。

次は、型枠を取り外してから、整地です。

あんなに深く打った基礎も、整地するとほとんど見えなくなってしまいました。

基礎や納骨室など、土台になる見えない部分ほど大切なものはないと思います。

さて、ここからは石材工事になります。

水平を見ながら、丁寧に取り付けていきます。

合口には、2種類の接着剤を使います。

長尺の石材は取り扱いも大変ですが、慎重に取り付けていきます。

嬬恋では、11月中旬から雪が降り始める事もあるそうです。

敷石には、蓮の花をモチーフにした模様がサンドブラストで彫ってあります。

滑り止めとしての役割もあります。

見えなくなる部分ですが、L字ステンレス金具を片側に7カ所取り付けました。

ドリルで穴を開けてから、アンカーボルトを取り付けました。

それと、二つの穴は水抜き穴です。

今回のお墓は、貼り石をしますので雨水はほとんどお墓の中には入ってきません。

これが、化粧砂利の場合は雨水が入ってきますので、その雨水などを浸透させる為のものです。

次は貼り石が、沈まないようにコンクリート製の土台を取り付けます。

その後、水の浸透性の良い砂利を入れます。

こうする事で、水が溜る心配がなくなります。

モルタルを敷いて、水勾配を見ながら取り付けていきます。

取り付けが終わりましたら、目地をします。

次は、お石塔の台です。

お石塔を取り付ける台は、接着剤はもちろんですが、ホゾ加工されています。

周りには草が生えないように、防草シートを取り付けました。

その後、化粧砂利を敷きつめて完成となります。

今回、特に思い出深いのが、故人が好きだった歌詞を彫刻した事です。

自動車ショー歌は、自分は知りませんでしたがネットで検索して動画を観ましたら、かなりノリノリの曲でした。

好きな歌って、その人の性格を少しですが知れるのでとても良いなと思います。

それと、この可愛いお地蔵様を本当に気に入ってくださって、納骨の時にも小さなお子様も含め皆さんが可愛いねぇと口々に言っていたのが印象的でした。

本格的な、冬が来る前に無事に納骨が終わりました。

木々に囲まれた素敵な場所で、好きな歌と娘さんや奥様にお墓参りをしてもらえれば、これほど素敵な事ってないのかなと思いました。

この度は、大変ありがとうございました。

 

ご覧いただきありがとうございました。

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株式会社 天翔堂(てんしょうどう) 店長 岡﨑 輝行

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