群馬県富岡市野上にて、同時に2ヵ所のお墓じまい工事をさせていただきましたのでご紹介いたします。

㈱天翔堂の岡崎です。

今回は、群馬県富岡市野上にて、同時に2ヵ所のお墓じまい工事をさせていただきましたのでご紹介いたします。

大切なご先祖様を祀ってきたお墓を片付ける「お墓じまい(墓所返還工事)」。

近年、後継者の不在や遠方への移住などを理由に、この決断をされる方が増えています。

今回は、実際の工事の流れを写真と共に詳しく解説し、お墓じまいがどのように進められるのか、その舞台裏をご紹介します。

工事前↓

工事後↓

  1. 閉眼供養(魂抜き)と遺骨の取り出し

解体工事を始める前に、まずは最も大切な儀式である**「閉眼供養」**を執り行います。お坊さんにお経をあげていただき、お墓に宿る仏様の魂を抜いていただくことで、お墓は「石材」へと戻ります。

その後、大切に納められていたご遺骨を取り出し、新しい安置先(納骨堂や合祀墓など)へお引越しするための準備を整えます。

  1. 解体・撤去

儀式が終わると、いよいよ解体工事の開始です。

  • 上部石材の解体:竿石(一番上の長い石)から順に、クレーンなどの重機を使って慎重に吊り上げていきます。
  • 外柵・基礎の解体:お墓を囲む「外柵」や「階段」部分を解体します。長年の年月を経てしっかりと固定されているため、一つひとつ手作業や電動工具を併用しながら分解していきます。

 

  1. 埋め戻し・整地

すべての構造物を取り除いた後は、凹凸がなくなった地面を新しい土や砂利で埋め戻します。

最後に表面を平らに叩き固め、清掃を行えば「更地」の完成です。

今回はお客様の墓地の為、周りの石積の影響も考えて、あえて基礎は撤去しなくても良い事になりました。

お墓じまいを終えて

「お墓をなくすのは寂しい」「申し訳ない」という声をよく耳にします。

しかし、管理ができず荒れてしまうことよりも、きれいな状態で墓地を管理者に返し、ご遺骨を次の安住の地へ移して差し上げることこそが、現代における新しい「供養の形」ではないでしょうか。

「今まで長い間、家族を見守ってくれてありがとうございました」

そんな感謝の言葉と共に、私たちも最後の一掃きまで心を込めて作業をさせていただきました。

お墓じまいをご検討の方へ 行政への「改葬許可申請」や、石材の処分方法、費用の目安など、ご不安な点があればいつでもご相談ください。お客様の状況に寄り添った最適なプランをご提案いたします。

今日は、ブログを読んでいただきまして、大変ありがとうございました。

株式会社 天翔堂(てんしょうどう) の店長 岡﨑 輝行 です。

宜しくお願い致します。

住所は、群馬県高崎市菅谷町20-1

ご相談 お問い合わせは、フリーダイヤル 0120-027-375 までお願い致します。

 

お墓じまい をご覧になりたい方は こちらです。