高崎市の金剛寺様にて、桔梗の花柄を彫刻した耐震洋型墓石が完成しました。

2018年6月20日大安


 

群馬県一円で、お墓の仕事をしています。

天翔堂の岡崎です。

今月は、高崎市の金剛寺様にて、桔梗の花柄を彫刻した洋型墓石が完成しましたのでご覧ください。

お施主様は弊社店舗の前をよく通るそうで、今回お墓のご相談をしにご来店くださいました。

また、ホームページも見てくださり、ありがとうございました。

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まずは、お見積りや図面を作成するためにお施主様の墓地を見させていただきました。

土屋様 3-0

その後、作図をしてお施主様の墓地へ合成画像も作ってみました。

土屋様 6 160

2種類ほどご提案させていただきまして、その中で気に入った部分とそうでない部分を教えてもらいます。

その後、さらに訂正をさせていただき、ご契約となりました。

大変ありがとうございました。

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最初に、基礎工事です。

ユンボで、基礎になる部分を掘っていきます。

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その次に、砕石を入れて、ランマーという機械で転圧します。

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その次に、型枠を会社である程度作成して、現場にて組み立て取り付けます。

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隣のお墓とぶつかる部分には、縁切りを入れます。

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次に生コンクリートを入れていきます。

一輪車で30回くらいでしょうか、二人で作業すれば1時間ほどで入れ終わります。

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おおよそ生コンクリートを入れ終わりましたら、バイブで平にならしながら生コンクリートの中の空気を出していきます。

気泡を出す事で、コンクリートの強度が強くなります。

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今度は、側面のほんの少し見える所の気泡を抜く作業です。

昔は、トンカチなどで叩いて気泡を出していましたが、今は便利な道具があります。

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コテで平にならしてしばらくすると、水が浮いてきます。

この水が乾く少し前に、仕上げをしていきます。

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綺麗に仕上げが出来ました。

これで、1週間ほど乾かしていきます。

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基礎が完成しました。

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次は、石材の搬入です。

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こちらの溝は、基礎と接する面です。

石がズレない、動かないようにする加工が施されていいます。

この溝は、石屋さんによっては有ったり無かったりしますが、弊社では通常加工になっております。

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また、石と石が接する場所にはステンレス棒を差し込む穴が空いています。

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基礎と一段目の石(外柵または、囲い石)は、モルタル(セメントと砂と水を混ぜたもの)で据え付けていきます。

その時、溝にモルタルが入り込む事で石が動きずらくなります。

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石と石が接する面は、接着剤を使用する事で、石が動きずらくなります。

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石はナイロンのベルトで吊ります。

このベルトは、薄いのですが一本で500㎏くらいは吊る事が出来ます。

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外柵の一段目がほぼ完成しました。

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次は、納骨室の取り付けですが、その前に耐震補強工事をします。

溝、接着剤、そしてこのステンレスL字金具による耐震補強工事は、弊社では標準工事となっております。

このステンレスL字金具を取り付ける時に、金具と石が接する部分に接着剤を入れています。

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石と石、石と基礎へ同様に12か所、取り付けていきます。

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これで、地震が来ても安心です。

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手前の敷石には模様があります。

これは、弊社工場にて彫ったものです。

 

こちらは、私がサンドブラストで彫刻している動画です。参考まで。

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砕石で埋め土をして、貼り石をしていきます。

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また、納骨室の厚みですが他社比較2倍の厚みの5寸(約15㎝)を使用しています。

お石塔の全重量がこの納骨室にかかりますのでとても重要な部分です。

見えない部分ですが一切手抜き無しの工事を目指しています。

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しかも、納骨室はホゾ加工になっております。

簡単に言えば、凹凸(おうとつ)になっていますので、石がズレません。

納骨室 比較1

こちら、わかりやすく比較できるようになっております。

左の納骨室は、厚み2.5寸(約7.5㎝)です。

右の納骨室は、厚み5寸(約15㎝)で弊社(天翔堂)納骨室となっております。

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また、納骨室は棚石が付いて2段になっていますが、さらに取り外し可能な棚を付けてお骨がより多く入る設計になりました。

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次に、洋型石塔本体の一番下の台を取り付けていきます。

同様に、接着剤を使用します。

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こちらは、ステンレス棒の取り付けをしたところです。

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今回、デザインの中に丸い玉を使用していますが、こちらが動かないようにステンレス棒が差し込まれる穴が空いています。

接着剤で穴は隠れていますが、ちゃんと空いています。

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接着剤はたっぷりとはみ出すくらいに使用します。

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インド産黒御影石の玉がつきました。

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次は、後ろの飾りを取り付ける為にステンレス棒を取り付けます。

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こちらも同様に、接着剤を使用します。

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こちらの飾りを、取り付けていきます。

ステンレス棒が入る穴が空いています。

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次は、洋型石塔本体がのる台の取り付けです。

こちらも同様に接着剤を使用します。

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インド産黒御影石の台(上台)の取り付けが終わりました。

四角の穴が空いていますが、そこに四角い石がはめ込まれます。

洋型石塔の下場にも同じ穴が空いていて、そこにもはめ込まれていきます。

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四角い石をはめ込んで、接着剤をつけていよいよ洋型石塔の取り付けです。

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墓誌、塔婆立てを取り付けて完成です。

今回、こちらのデザインをお施主様が大変気に入ってくださいました。

黒御影石が随所にあり、玉や後方に普段使わないデザインを取り入れました。

また本体も洋風さが出ていますが、全体的にシンプルにまとまりした。

完成後、工事内容をファイルして、お客様にお渡ししました。

日を改めて、開眼式、納骨式となります。


 

ブログを見てくださり本当に、ありがとうございます。

たくさんの石材店がありますが、私ども天翔堂も創意工夫、こだわりをもって一生懸命お墓を建てさせてもらっています。

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