高崎市の慈眼寺様にて、ユリを彫刻した洋型墓石が完成しました。
2018年7月2日月曜日 大安
こんにちは。
群馬県一円で、お墓の仕事をさせていただいています、高崎市の石材店 天翔堂の岡﨑です。
高崎市の慈眼寺様にて、ユリを彫刻した洋型墓石が完成しましたのでご紹介します。
当初、お客様はホームページを見てご来店くださいました。
大変、ありがとうございます。
お客様に、まず最初にお聞きしたのは、大体でいいのでどんなお墓にしたいのかという事です。
本当にざっくりした質問で、昔ながらの和型なのか、または今風の洋型なのか、または、白や黒どちらの石がイメージに近いかなど。
その後で、参考図面など見てもらい、ご予算、墓地の場所を教えていただきます。
初回は、いきなり商談ではなくて、お見積りをさせていただく為に色々お話を聞かせていただきます。
翌日、早速お客さまの墓地を見に行ってきました。
こちらは、高崎市の慈眼寺様になります。
枝垂桜が有名です。
あいにくの雨模様ですが、お庭に咲く花々が綺麗でした。
ご住職様、奥様、皆様とても親切で、理由を説明しましたら墓地の場所をすぐに教えてくださいました。
お見積りは単純に石材のお値段だけではなく、工事がしやすいか、しにくいかを調べる事も重要です。
トラックのクレーンで作業ができるのか、または、運搬車で運び入れたり、移動式小型クレーンを使う必要があるかなどです。
雨がかなり強かったのですが、墓地の寸法を測ったり、周りにどんなお墓があるかなどを調べるのに1時間くらい現場にいました。
時間をかけると見えてくるものがありますので、特に時間をかけているところです。
作図した後に、墓地の写真と図面を合成してみました。
いくつか作図してご提案させていただき、また八幡霊園などに一緒に行ってもらい色んな石種やデザインを検討しもらいました。
後日ご契約となり、工事のご依頼をいただきました。
ありがとうございました。
最初に基礎工事です。
ユンボで、基礎穴を掘ります。
隅や端はスコップで掘ります。
次に、砕石を入れてから地盤を固めます。
次に、型枠を取り付けます。
次に、鉄筋の取り付けをしました。
頑丈に、2段で取り付けました。
基礎作りの最後は、生コンクリート打設です。
仕上げをして、1週間~10日ほど乾かします。
外柵(囲い石)工事は、親柱から始めます。
このバッテンは、切れ込みが入っており石が動かない工夫がされています。
1段目の外柵(囲い石)は、モルタルで据え付けていきますが、このモルタルがさきほどの切れ込みに入る事で石がズレないようになります。
水平を見ながら、慎重に工事を進めます。
外柵(囲い石)を据え付ける時には、接着剤を2種類使用します。
こちらの部材も、同様に切れ込みがあります。
石と石が重なる部分には必ず接着剤を使用します。
1段目の外柵の取り付けが終わりました。
次に外柵(囲い石)への耐震施工です。
弊社では、耐震施工が標準でついています。
こちらは、石と石、石と基礎へ耐震金具を取り付けているところです。
ステンレス製耐震金具は、ボルトで取り付けますが、弊社では接着剤も使用しています。
細かい部分ですが、差がつく部分です。
石と基礎へ、ボルトで取り付けをします。
同様に、石と石へ。
これからお墓を建てる方に気を付けてほしい事があります。
弊社では、このように工事内容を公開していますが、公開していない石材店には耐震施工をしているか確認をしてみてください。
また、耐震対策は石材店によって違いますが、数種類の対策をとっている石材店の方が安心だと思います。
接着剤は2種類使用しています。
こちらは、納骨室(カロート)の写真です。
部材の幅が約15㎝です。
これは、他社比較で約1.5倍~2倍の大きさです。
わかりやすいように、図面にしてみました。
納骨室の石材は、お石塔本体がのる大切な場所です。
この石が、崩れればお墓倒壊の危機となります。
お墓で一番大切な部分は、お骨も入るこの納骨室なのです。
ですから、石材量を省くことよりかは、大きくする事でお客様には安心してもらっています。
また、納骨室にはホゾ加工してあり倒壊しないような工夫がされています。
接着剤も使用しています。
納骨室や、ステンレス製耐震金具の取り付けが終わり、目地をしました。
埋め土をして、貼り石をしました。
貼り石は、手前に勾配をつけて水が流れるようにしています。
水が溜ると、水垢がたまる原因となります。
次に、2段目の石材を取り付けていきます。
クレーンで慎重に、施工します。
後ろの部材には、塔婆立てが付きます。
こちらは、石が動かないようにステンレス棒を取り付けていきます。
ステンレス棒を取り付けた動画です。
ステンレス棒を取り付ける、穴を空けています。
塔婆立ての石の下場にも穴が空いています。
ステンレス棒を取り付けているところです。
丈夫なお墓にするにはどうすれば良いのか考えながら、接着剤とダボ加工をしていきます。
塔婆立ての穴1つには約5枚ほどの塔婆がささります。
今回は2つ合わせて、約10枚くらいです。
次に灯篭です。
灯篭1対の取り付けが終わりました。
次は、お石塔の取り付けです。
この、四角の石がお石塔本体と台に入り、耐震対策となっています。
ユリの彫刻です。
こちらの家紋は、お施主様が当初からここへ彫ってほしいとの事でした。
(丸に右離れ立ち葵) という家紋です。
目地をして、通路などに落ちているゴミを拾って掃除をして、完成です。
黒御影石と白御影石のモノトーンが落ち着いた雰囲気を出しています。
洋型石塔本体も、大きめで重厚感も出ています。
故人が、カラオケや詩吟、写真などたくさんの趣味をお持ちだったそうで、少し賑やかくらいが良いとユリの花を彫刻しました。
華やさも出ていまして、お施主様のアイディアがとても良かったと思います。
この度は、ご縁がありましてお墓を建てさせていただきました。
本当に本当にありがとうございました。
また、これから長いお付き合いになりますが、よろしくお願いいたします。
今日はブログを見てくださり本当に、ありがとうございます。
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