高崎市八幡霊園23区にて、既存墓所の解体工事と、新設墓所工事が完了しましたのでご紹介いたします。
群馬県高崎市の墓石専門店 ㈱天翔堂の店長、岡崎です。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
今日は、高崎市八幡霊園23区にて、既存墓所の解体工事と新設墓所工事が完了しましたのでご紹介いたします。
まずは、完成写真からどうぞ。
緑の石は、オリーブグリーンと言いまして、南アフリカ産になります。
この石は、縞模様が特徴です.
右のサンプルで 横縞 になっている使い方が多いです。
ちなみに自分の好きな、石種トップ5に入っています。
それでは、工事を順番にご説明させていただきます。
①もともとあった古いお墓の解体です。
②基礎工事。
③新しい石材の工事です。
それでは、古いお墓の解体工事からです。↓
八幡霊園に工事申請を提出して、いざ解体工事です。
その前に、お施主様の方でお墓の魂抜き(閉眼供養)をしていただきました。
そして、工事期間中のお骨の保管場所ですが、今回は弊社でお預かりする事になりました。
まずは、お石塔から取り外していきます。
植木は、根が張っているので、機械で引っ張りながら抜根していきます。
八幡霊園では、古いお墓では植木があるのですが、新しいお墓をつくる時には植木を入れる方はほどんどいないようです。
八幡霊園の、備え付けの納骨室はコンクリート製ですが、今回は新しくします。
コンクリート製納骨室も、クレーンで吊って取り外します。
花立や香炉なども、運搬車で慎重に運び出します。
外柵の古い大谷石が、ほとんど取り外し出来ました。
石が全て撤去されて、もともとある基礎部分が見えてきました。
今回は、基礎もやり直しますので、もとの基礎は撤去しました。
*規定によって基礎の高さは、変える事はできません。
残土は、ダンプに積んで運び出します。
次に砕石を入れて、転圧します。
次に、型枠と鉄筋を取り付けます。
その後、生コンクリート打設になります。
打設が終わりましたら、水平にならして一週間前後、養生します。
基礎が完成しましたら、石材の取り付け工事が始まります。
水平を見ながら、丁寧に取り付けていきます。
石が合わさる部分には、接着剤入れていきます。
内側には、アンカーボルトを入れてから、ステンレスL字金具を取り付けていきます。
次は、敷石の取り付けです。
薄い帯を使って作業するのですが、この帯はシートベルにも使われているもので、とても丈夫です。
今回の、敷石は厚みが10㎝ほどあります。
高崎市八幡霊園の参道には、砂利が敷いてあるのですが、この砂利が基礎より高い場所があります。
今回は、たまたまそういう場所でしたので、敷石の高さを高くしました。
敷石は、前後の水勾配を見て取り付けます。
次に、納骨室を取り付けました。
こちら、良く見るとホゾ加工されています。
また、内側の角にはステンレスL字金具を取り付けました。
こちらは、正面側です。
納骨室や、貼り石も順番に取り付けていきます。
こちらも、水勾配を確認しながら取り付けていきます。
外柵(がいさく)が出来上がりましたら、マスキングテープをして目地をします。
ベンチ(椅子)の取り付けです。
まず、接着剤です。
このベンチですが、霊園の規定により、お墓のまわりを囲っている石に設置するのは禁止されているので、その内側に設置します。
反対側も同じように、設置します。
次は、お石塔の台を設置します。
次は、お石塔本体になります。
四角い穴は、ホゾになります。
このホゾ穴には、四角い石が入ります。
接着剤も入ります。
お石塔が、取り付けられました。
お石塔の下場にも、ホゾ穴がありますので、とても難しい作業です。
こちらは、文字彫刻の打ち合わせの資料です。
最初は、(想)という字で行書、または楷書にするか、配置などを打ち合わせしていました。
色んな意見が出まして、(結)という文字と、左右にユリの花柄を入れる事になりました。
また、文字も3つの点が入るように、手直しをしました。
こうして、文字の打ち合わせをして、自社で彫刻したものがこちらになります。
ユリの花柄など、少し上に配置したのは手前の花立や香炉で見えなくならないようにする為です。
後ろから見た写真です。
参道の砂利は、敷き直しました。
今回、お客様は継承者がいなくなってしまうため、ご親戚の方に墓所の名義を変えてお墓を守っていく事を決めたそうです。
両家が、共同で作る事になった新しいお墓になりますが、正面の(結)という1文字に皆様の願いが込められているような気がします。
ご覧いただきありがとうございました。
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株式会社 天翔堂(てんしょうどう) 店長 岡﨑 輝行
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