群馬県太田市新田市の寺院にて、インパラブルーという石種で出来た上下蓮華付き和型墓石が完成いたしました。所々、ブルーに輝く綺麗な石です。

㈱天翔堂の岡崎と申します。

今日は、よろしくお願いいたします。

弊社は、墓石工事と石宮の専門店になります。

今回は、群馬県太田市新田市の寺院にて、インパラブルーという石種で出来た、上下蓮華のお墓が完成いたしましたのでご紹介いたします。

インパラブルーは所々、ブルーに輝く綺麗な石で私の好きな石の1つでもあります。

残念ながら、2023年7月現在では原石不足により品不足、値段の高騰もあり取り扱いが難しい石種となっております。

それでは、完成写真からどうぞ。

一番難しい部分は、やはり↑上の写真の屏風という部材の取り付けでした。

四枚から出来ていますが、一枚一枚を別々に作る為、きれいに丸みを帯びたデザインになるかどうか。

また、地震で倒れないようにアンカーボルトを使いましたので、穴の位置など取り付けがかなり大変で危険な作業でした。

それでは、順番に説明させていただきます。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

まずは、基礎工事になります。

50㎝近く掘ります。

砕石を入れるので、多めに掘ります。

こうして見ると、参道のコンクリートも厚いですね。

残土も、かなり出ました。

2tダンプに、3台くらいでしょうか。

さらに、樹脂製の杭を打ち込みました。

通常は、ここまで必要ないのですが、重量がかかりますので念の為。

その後、砕石を入れて機械で転圧していきます。

砕石は、15㎝入れました。

生コンクリートの厚みは、40㎝ほどです。

鉄筋は、20㎝間隔で取り付けました。

2段で、取り付けました。

水抜きの穴は、化粧砂利になる部分があるため多めに取り付けました。

生コンクリートを打設して、平に仕上げていきます。

10日ほど養生して、完成した基礎になります。

型枠を外す作業も、意外と手間がかかります。

ここまでが、基礎工事になります。

次は、石工事になります。

まずは、材料の搬入からです。

石材の下場に、溝がありますが、モルタルが食い込むように加工してあります。

石がズレないような工夫です。

これが、後ろの屏風石に取り付けるアンカーボルトの穴です。

仮置きして、赤い印をつけます。

基礎に印をつけましたら、ドリルで穴を空けていきます。

この穴に、ステンレス棒を差し込んでいくわけですが、その棒を固定するカプセル容器の接着剤を最初に入れていきます。

ステンレス棒と基礎の固定ができました。

その後は、石と石が合わさる部分に接着剤を塗っていきます。

ステンレスL字金具を、アンカーボルトを入れて固定していきます。

石と石のつなぎ目も、金具を取り付けます。

以前は、砕石で埋め土をしていましたが、最近ではコンクリート製品を取り付けています。

つなぎ目にも、接着剤を使います。

埋め土の隙間に、水はけのよい砂利を入れました。

その後、ステンレス棒の長さ調整をしていきます。

さぁ、それでは今回の現場の一番の山場になります。

まず、ステンレス棒の根本と上に接着剤を付けておきます。

2つの穴に、ステンレス棒を入れていきます。

この瞬間が、非常に気を使います。

1つ目の部材の、取り付けが終わりました。

休憩無しで、2つ目の部材の取り付け準備です。

2つ目が終わり、次は3つ目です。

3つ目が終わり、次は4つ目です。

これで、最後です。

無事、取り付けが終わりました。

きれいな円形になっています。

次は、貼り石です。

1部分だけ、砂利を撒きますので、貼り石をわざとしていません。

納骨室の天場に接着剤を塗って、芝台(お石塔の一番下の台)を取り付けます。

接着剤を使って、次の台を取り付けます。

これは、中台という部材です。

 

 

次に下蓮華、上蓮華と取り付けます。

四角い石は、ホゾになっています。

灯篭もステンレス棒が入ります。

塔婆立ては、オリジナルデザインです。

納骨室は、以前はこのような形でした。

今は、手前にも棚石が入っています。

こうする事で、お骨をたくさん入れる事が出来ます。

無事完成しました。

二区画分を使った、大きなお墓でした。

また、後ろの屏風石の取り付けは、ステンレス棒の位置出しから始まり、たくさんの工程がありました。

その後、納骨も無事終わりまして、全ての作業が完了しました。

大変、ありがとうございました。

 

今日は、ブログを見てくださり、ありがとうございます。

たくさんの石材店がありますが、私ども天翔堂もお墓づくりも是非参考にしてください。

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