中之条町共同霊園にて、亡くなった奥様の為に娘さんお二人と旦那さんが考えた、大きいけれど可愛らしいピンクとブルーの洋型墓石が完成しました。

こんにちは!

㈱天翔堂の岡﨑です。

中之条町共同霊園にて、亡くなった奥様の為に娘さんお二人と旦那さんが考えた、大きいけれど可愛らしいピンクとブルーの洋型墓石が完成しましたのでご紹介致します。

それでは、完成写真をご覧ください。

お施主様は、インターネットで弊社ホームページを見て、お問い合わせくださいました。

一周忌に納骨したいとの事で、一年ほどかけてお墓を建てました。

こちらの墓地は、間口2.5m×奥行3m、面積は7.5㎡になります。

私どもの基準としては、1.8m×1.8mになりますので、やや大きめなお墓となります。

お施主様はだいぶ前に、墓地だけを購入(永代使用)したそうです。

その墓地を、まずは見せていただきました。

①基礎

②一段目土台(外柵)

③納骨室(コンクリート製で頑丈)

などは出来ているので、後はお石塔を取り付ければお墓としては完成するのですが。

やはり、周りのお墓と同じように新しい石を使って綺麗にしたいとの事でした。

最終的には、横と後ろはそのまま残したままで手前の敷石や、2段目などは新しくする事になりました。

こちらは、霊園の基準になります。

お施主様の墓地はF区ですので、黄色で囲った部分の基準を満たすように、設計していきます。

えっ!?和式ですよっ!という疑問ですね。

はい、今回一番悩んだ点です。

お客様は、亡くなった奥様の為に洋型をご希望でした。

ですので、この基準を満たすように設計をして中之条町役場で許可をいただきました。

また、高さは130㎝~160㎝に設計しなければならないので、洋型のような横広なデザインでこの基準を満たすように設計すると、かなり横幅を広くしないといけない事になる事がわかりました。

ちなみに、通常の洋型の高さは100㎝くらいです。

たくさんの提案図を作って、見ていただきました。

↑こちらは、施工前の墓地に合成したものです。

最終的にはこのような図面になり、最後に家紋の位置を確認しました。

↑こちらは、門柱(親柱)に施した図面。

↑ご契約図面は、こちらになりました。

家紋は、水鉢に施し、正面文字は偲で楷書体です。

ピンクは、中国産G663。

少し紫がかったブルーは、インド産マハマブルーです。

亡くなった奥様が、チューリップが好きだったので立体彫刻をお石塔正面に施しました。

全体的に、優しい雰囲気がご希望でしたので、丸みを帯びた部分がたくさんあります。

さて、基礎工事に入っていきますが、今回は、この基礎工事も大変でした。

少し、ご説明させていただきます。

こちらの霊園には傾斜がついています。

よーく見ると段々畑のように、お墓が作られています。

中には、参道の土がかぶさっていて基礎が正面から見てほとんど見えないようなお墓もあります。

お施主様の、お墓は基礎よりさらに13㎝ほど土がかぶさっている状態でした。

(*後ろのお墓は、1段目の階段が見えています。)

このままでは、バリアフリー設計にした場合、参道の土が入ってきてしまいます。

そこで、再度役場に許可をもらって10㎝ほど基礎を付け足す事にしました。

(*条件有り、気をつけてください。)

基礎を打ち直す為、一旦全ての石を取り外しました。

これは、予想外の事でしたがお客様の満足が第一優先です。

鉄筋、水抜きを入れて生コンクリート打設です。

(近くで石屋さんが工事をしていましたが、とても良くしてもらいました。)

基礎工事の後は、部材の取り付け工事です。

この基礎の条件は、隣の基礎より高くしないという条件付きでした。

隣より、6㎝ほど下げてあります。

1段目の側面は、既存の石を使いました。

側面は、隣にお墓が出来ると見えなくなる為、そのまま使うお墓もよく見かけます。

石材用接着剤は、いつもの通り2種類使用しております。

後ろの1段目は、半分ほど埋まってしまうのですが、新しい白御影石に取り替えました。

黄色い○は、ステンレス金具取り付けた部分です。

コンクリート製納骨室は、高さが足りないので御影石を取り付けました。

今回は全て新しくする工事ではなくて、リフォーム工事をする部分もかなり多くありました。

コンクリート製納骨室は、コンクリート製の棚が付いていました。

その棚の上に、白御影石の新しい棚板を取り付けました。

うちの職人さんには、強いこだわりがあります。

多少の時間をかけても、お客様が喜ぶならやってみよういう考え私にも、職人さんにもあります。

コーキング目地をしていきます。

塔婆立ての、取り付けです。

大きな台石です。

洋型のお石塔が取り付けられる、一番下の台です。

灯篭の取り付けです。

この、敷石の滑り止め模様は自分で考えたデザインですが、けっこう気に入っています。

後日、納骨式があり、無事納骨が終わりました。

参道にも、あたらしい砂利を撒きましたので、雨天の時ぬかるむ事もないと思います。

入口は砂利を入れたらちょうど平になったので、お参りはしやくなったと思います。

車イスでも、お参りしやすいですしね。

お施主様から、お褒めの言葉をいただきまして、本当にありがたかったです。

打ち合わせの時には、いつも手作りのお菓子をいただきまして、美味しく頂きました。

また、近くに来た時には寄らせてもらいたいと思います。

 

 

ブログを見てくださり本当に、ありがとうございます。

たくさんの石材店がありますが、私ども天翔堂も創意工夫、こだわりをもって一生懸命お墓を建てさせてもらっています。

少しでも皆様のお役にたてれば幸いです。ご質問等ございましたら、お電話やメールで受け付けております。

フリーダイヤルは 0120-027-375

メールは info@tensyodou.com      お間違いのないよう、よろしくお願いいたします。

 

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